DISCOVER JAPAN(by yado-japan.com)

2007年02月27日

●泊食分離へ

宿泊と食事をセットにしない「泊食分離」スタイルの宿が人気だ。

旅館・ホテルの温泉や部屋といった設備は利用したいが、
食事は外で好きな料理を食べたいという層に受けている。
観光地の魅力を高める試みとして、各地の温泉で導入の動きが広がってきた。

日本旅行が3月31日までの期間限定で取り扱いを始めたツアー商品
「赤い風船 鬼怒川温泉 季(とき)の宿」は
鬼怒川温泉(栃木県日光市)地区で、
同社が初めて扱う「泊食分離」を織り込んだプランだ。

宿泊のみ、または1泊+朝食というスタイルが選べる。
鬼怒川の料理をホテル外で楽しみたい向きには魅力的な選択肢だ。

宿内で食べるプランでも、部屋、食事をいくつかの選択肢の中から選べる。
部屋の種類と食事が一通りに固定されていないので、
泊まる側が好みのプランを自由に組み合わせることができる。
これまで同社が鬼怒川で販売してきたのは、
部屋と食事をセットにしたプランだけで、泊まる側のチョイスの幅が狭かった。

宿泊先の候補はあさや、鬼怒川ホテルニュー岡部、鬼怒川パークホテルズ、
鬼怒川グランドホテル夢の季、鬼怒川温泉ホテル、鬼怒川グリーンパレス
の6ホテル。

例えばあさやでは、部屋は3タイプ、
夕食は「和洋中ブッフェ」「和彩懐石 扇」「京風懐石 湯坂」の3種類を
自由に組み合わせて構わない。
泊まった翌日の食事は朝食バイキングか昼食(幕の内弁当)かを選べる。
ゆっくり朝寝して朝食はパスし、
移動しながら弁当を食べるといった組み立てもできるようになった。

静岡県浜松市の舘山寺温泉では、「泊食分離」のプラン
「きょうのごはんはドッチ!」を2月末まで試験実施している。

ウナギ料理や割烹、すし、バイキングなどの食事と、
5ホテルを組み合わせて選べる。

「仙台の奥座敷」として名高い秋保温泉(仙台市)でも
「泊食分離」の実験「牛たん温泉秋保スタイル」が始まった。
3月31日までの平日に利用できる。

参加旅館は岩沼屋、奥州秋保温泉 蘭亭、篝火(かがりび)の湯 緑水亭、
伝承千年の宿 佐勘、ホテルニュー水戸屋、ホテル華乃湯。

夕食に市内の牛タン専門店を使える。温泉周辺の飲食店も参加している。

同じ仙台市の作並温泉は5旅館・ホテルが参加して3月31日まで
「そと湯そと飯 作並温泉五館共同企画」と銘打った実験を始めた。

宿と外部の飲食店を組み合わせるのではなく、
各宿内の夕食プランと組み合わせた。
A旅館に泊まって、夕食はB旅館といった組み立てが可能だ。
「もちろんお風呂も五館分楽しめます!」とうたい、
温泉選びの幅が広がる点も売り物にしている。

同じ旅館に続けて泊まる場合は料金を割り引くサービスも採り入れた。
2泊目は1泊朝食付き料金または室料から20%、3泊目は30%、
4泊目は40%、5泊目は50%割り引く(宿によって室料のみの場合もある)。

四季リゾーツの「泊食分離」型ホテル、
「四季倶楽部 強羅スタイル」(神奈川県箱根町)
「365日いつでも、一泊朝食付で5250円」。
三菱地所の社内ベンチャーから生まれた四季リゾーツが掲げるコンセプトだ。

四季リゾーツは「泊食分離」型ホテル「四季倶楽部」シリーズを
15施設運営している。
客室稼働率は年平均で約90%、リピート率も50%を超えるという人気ぶりだ。

その一つ、「四季倶楽部 強羅スタイル」(神奈川県箱根町)は
企業のエグゼクティブ専用保養所を再生した。
基本的には夕食は付かないが、事前に申し込んでおけば用意してもらえる。

「第31回 プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で総合13位に選ばれた、
山代温泉のホテル百万石(石川県加賀市)は素泊まりができるプランを
用意している。
日本を代表する温泉街、別府では、創業100年近い歴史を持つ
亀の井ホテルが素泊まりプランを、
大型ホテルとしては早くから採り入れて成功している。

「泊食分離」は旅館・ホテルにとっては食事分の収入が目減りするという
デメリットがある反面、部屋に食事を運ぶ人件費や調理部門のコストを
削ることができ、全体として利益率を高める効果が期待できる。

観光地全体としては客が街をめぐる結果、街全体がうるおい、
観光客1人当たりの総消費額も増える可能性がある。

泊まる側からすれば、
「温泉は魅力的だが、食事は外の方がおいしそう」という場合に、
宿と食事の「いいとこ取り」ができるのがありがたい。
食事時間の制約がなくなれば、行動の幅も出る。

食仕込みの宿泊料金には
「どこまでが宿代で、いくらが食事代かはっきりしない」
という不透明感が指摘されており、
「泊食分離」であれば納得して支払いやすくなるという利点もある。

(参照:ホテル業界ニュース)

2007年02月24日

●『東京ベイ舞浜ホテル』 国内6番目の“東京ディズニーリゾート(R)・オフィシャルホテル”


17年ぶり国内6番目の“東京ディズニーリゾート(R)・オフィシャルホテル”として
東京ベイ舞浜ホテル(千葉県浦安市舞浜)が、3月3日グランドオープンする。

コンセプトは「おもてなしの360°ステージ ~ 360°Fun & Relax ~」。

“Fun=ワクワクした気持ち”と“Relax=余韻をともなったやすらぎ”
が味わえるリゾートタイムを演出。

感動・会話が波紋のように広がる “輪・和”を象徴した円形型、地上11階建、
客室数428室を有するリゾート型ホテルとなる。

客室はメインターゲットであるファミリー客を考慮し、
最大定員3~4名、広さ32平方mと35平方mの2タイプを中心に用意。
10・11階の2フロアは、 “Hearth(ハース)=家庭の団欒”をテーマにした
コンセプトルームを展開する。
また、11階まで吹き抜け構造の円形アトリウムには、
全面ガラス張りの天井からふりそそぐ自然光、壁を流れる水、植物が
開放感をもたらす。
自然と調和したこのアトリウムの中央にある西洋料理レストラン
「ファインテラス」では、食材の産地や調理法にこだわった
自然志向のメニューを提供。

日常の疲れを癒すスパ(温浴施設)やリラクゼーションのほかに、
ベイエリアを一望できる独立型チャペルや緑のプライベートガーデンなど
ウエディング・パーティー施設も充実させた。

運営するのは株式会社東京ベイ舞浜ホテル(本社・東京都渋谷区代々木)。

親会社の株式会社東京ベイホテルズ(東京都渋谷区)が運営する
東京ディズニーリゾート®・オフィシャルホテル
「東京ベイホテル東急」・「サンルートプラザ東京」において
長年培ってきたノウハウを活かし、
グループで3番目となる「東京ベイ舞浜ホテル」を独自ブランドとして開業する。

(参照:ホテル業界ニュース)

2007年02月04日

●雄琴温泉の今・・・!

大津市雄琴地区の「おごと温泉」で、旅館やホテルの宿泊者が増加している。

昨年は43万人余りが宿泊し、1989年の集計開始後、
初めてすべての月で前年を上回った。
旅館の新装などが集客アップにつながったと旅館関係者はみている。

雄琴温泉旅館協同組合によると、温泉旅館やホテルなど10施設の宿泊者は
昨年、43万3300人で、前年と比べて10%増えた。
西本願寺(京都市下京区)の遠忌(おんき)が行われ、
関係者が同温泉を訪れた98年に次いで2番目。
例年は39-40万人の間で横ばいだった。
日帰り客は10万1500人で6%増えた。

集客増について、同組合は
◇露天風呂を増やすなどして豪華さを演出した設備投資
◇「雄琴温泉」の地域ブランド商標登録や環境ISOの取得といった
 イメージアップ戦略-
などの成果を挙げている。

同組合の佐藤祐子理事(36)は
「すべての月で前年を上回り、温泉地としての認識が定着してきた。
 今後も新泉源の掘削やJR雄琴駅の『おごと温泉駅』への改称などを
 弾みにしていきたい」
と話している。

(参照:ホテル業界ニュース)